水曜日, 4月 25, 2007

体の中でか、心でか、竜がのたうち回る日が有る。
不安と悲しみ。
吐きそうなくらい。

理由は大したことじゃないけど。
例えば忙しさに追われたり、うまくコトが進まなかったり。
人と、通じなかったり。

理由なんて、どうでもいいけど。
問題は、のたうち回っているやつ。
どうにもならないから、酒。


不安や悲しみは、自分で創り出したもの。
いつも相手や周囲に過剰に期待して、思い込んで、解ってるふりをしている。

いつも通りに。

水曜日, 4月 18, 2007

世界


絶え間のない日々。
誰もと同じように仕事に打ち込む。
よくある話し。息もつけず。

迫り来る〆切、喩えれば北海道の遥かなる直線道路に目覚まし時計が20m置きに、それも延々とあり、昔のながらのケタタマしいベル、次々に止めなければ、先をみる、等間隔に蒔かれたごま粒のように続く目覚まし、走って、銀色のスイッチを叩いていく。


思い立って、外で寝ることにした。
奥山の斜面にぽっつりある、古い空き民家の庭にある松の木の下で。
長いこと使ってなかったテントを貼って、シュラフをひく。
ヘッドライトで照らしながら、コールマンのバーナーに100均の土鍋で、野菜うどんをつくる。

辺りはまったくの暗闇。
もう春なのに、白い息。
ひとりぼっち。
ライトでおぼろげに光る古民家の窓ガラス、超こえー。

「見ちゃいけない、絶対でる。」
幽霊なんか、信じちゃいないけど、でも、でるよ、ぜったいやばいって。
おもいっきりリアルな恐怖が僕の中にあった。



リアルか、そうじゃないかなんて、想像以上に実質の無いものなんだ。
「僕らは死ぬまで、自分の世界から一歩も出られない…」
マスターキートンの話し。
ときにごま粒のように小さく、そして宇宙よりも広い自分の世界。

星空の下は寒かったけど、すごく良く眠れた。