
「乗性寺:正門の鐘」
郡上にはお寺が多い。
僕はお寺が好きだ。
僕は南無阿弥陀仏だけど、信じることは別としても、お寺はすごくうつくしいと思う。
最高水準の日本建築。
梁は太く、黒い。
力強くしなやかに、大きな屋根が広がる。
瓦は印がはいって、年月と共にひとつひとつ重厚な色がある。
木壁の装飾は菊や蓮など、こまやかに彫ってあったりする。
京都、東本願寺の大門に、その工芸に見とれて夜中立ち尽くした。
本当に見事な彫刻。
職人の、そして人々の想いが、刻まれている。
街に疲れ、山と川にあこがれてふらふら田舎へたどり着いた。





ウインドウズビスタが発売された。
バンプの新曲、涙のふるさと 。いきなり最近のできごとですが。
只今ホームページのデザインと構築に奮闘中です。
「時代は今やインターネットだ!」
なーんて5〜6年前の波が、
山越え、谷越え、時空も超えて、
この山奥の村々にも到達してしまいました。
そんな事ですが、
誰もホームページなんてやりたがらないので、
白羽の矢が僕の広大なオデコに突き刺さったワケです。
それから毎晩夜中まで、
「〜三洋堂〜立ち読み短期大学(三洋堂さんごめんなさい!でも結構本買いました。)」
へ通う始末。
でもよく分からないので、
とりあえずAdobe Golive CS2を買ってやりはじめることに。
こんなんでお金もらってやるんだからスゴい。
独学&独よがりで、シコシコつくり始めました。
僕のワークフローはこんなカンジです。
まず、
Illusttetorでトップページのデザインを起し、
ある程度できたところでクライアントにプレゼン。
『基本的にダメだね。』
とか、
『この絵の建物、崩れそう(崩れそうなのは僕のこゝろっす!)』
など、
いろいろと為になるご指示を頂いて、
つくり直して再プレゼン。
それが通ったら、もうhtmlに起しちゃいます。
まず、
プレゼンしたIllustretorのアートワークを、サイズなど(適当に)測って設計図づくり。
そして、そのままスライスでぶった切り、
足りない素材は写真をPhotoshopElで加工し、材料を揃える。
その後
ほぼ手打ちでGoLive上にxml構文を書き込んで(一応正しくマークアップできるように頑張る!)、
最後にCSSでデザインを再構築。
そんなカンジです。
これってホントに正しいのかどうか、だれか教えてくだひゃい。
javaとかphpとかcgiに至まで、
さっぱり分かりません。
「いつか勉強しなきゃぁ」
と、思うけど思うだけの今日この頃です。
こんな僕ですが、
一応おすすめの本をご紹介(著者に感謝と愛を込めて)。
『HTML+CSS HANDBOOK』出版/SOFTBANK 著者/水津弘幸 石井歩 他
『プロとして恥ずかしくないスタイルシートの大原則』MdNムック
それなりに分かりやすくて、
それなりに詳しくて、
それなりに最新です。
それなりな僕にジャストフィットでした。
出版社様、筆者様、ホントありがとうございます。
そんなこんなでデザインの仕事が始まった。
だんだんと仕事が多くなる。
チラシに、HP、地域情報紙など。
Illustratorをこねくり回して、
なんとか紙面を構築しては、やりなおし、
再構築でダメ出しがあり、
「根本的に違うんじゃない?」
なんて愛の鞭でブロークンマイハート。
だってシロウトなのだ。
デザインの『D』すら今まで考えたこともない。
考えた。
『里山の魅力とはなんぞや?』
風に吹かれて、
あぜ道をうろうろしたり、
クレイジークリークのtheCherに座ってずっと枯れ草を眺めたり、
エメラルドグリーンの川沿いを歩いたり、
森の中を徘徊したりした。
あったかい日差しにあたりながら、
堰堤のコンクリに寝そべったり、
苔をむしったり、
「あ〜 しあわせ。」
いや考えろ俺。
里山は、
『バラッと』していて、
『ゴチャっと』していて、
『ザラッと』して、
『グッチャリ』している!
なんだかよくわからない。
でも確実にそうだ。そう感じるんだ。
そして『生命力に溢れ』ている。
その姿は遠くからは良く解らないけど、
気持ちが、視線が得体の知れないそれに近づくけば近づくほど、
木の幹から葉っぱの先まで、
草の繊毛一本に至るまで。
そのすべてが。
僕の中にじわっと広がっている。
すごくあたたかくて、うれしいカンジ。
それが『魅力』だと思うのだけれど、
どうでしょうか?
「ねえ、通信の記事書かない?」
ある日の事務所で言われた。
『通信』とは、土日に自然体験のバイトをしている先が、
参加した子ども達に渡す冊子だ。
おそらく、あまり働かずにふらふらしていた僕を見るにみかねて、
「なんとかコイツに仕事をやらな。」
と、春の日差しのような温かいこゝろで声をかけてくれた。
『やります!』
よくわからないが即答する。
張り切っちゃって、さっそくIllustratorCSを買った。
Potoshopも買った。
「プロとして恥ずかしくないイラストレータのなんとか」や、
「なんちゃらデザインのネタ帳」とか、
「3日でマスターうんぬん」など、
参考書を三洋堂で読みあさり、
そいつらをiBookと脳ミソににぶち込んで、
僕はいっぱしのデザイナーきどりでせこせこ紙面を書き出したのだ。
恐いもの知らずってステキだ。
今から丁度2年前。
そんなことから、まつ毛ほどの予想もしていなかった
そして僕の人生に大きく関わる仕事をする日々が始まった。