月曜日, 12月 08, 2008

未来

どこから来て、どこへゆくのか。

どうも世間は不況らしい。
上場企業倒産数が最高記録を更新したらしい。
どうも来年は、もっと不況になるらしい。

仕事が減って、収入が減って、先行き不安になるらしい。
僕もそう思う。

僕は仏教徒だから、ちゃんと生きて、ちゃんと死にたい。
そんな願いは、世間の情勢に流されて、閉塞感漂う今日この頃。
人間だなあって、呆れるくらい。

Appleのスティーブさんが、
 「今日が人生最後の日だとしたら、
  私は今日する予定のことをしたいと思うだろうか」
毎朝そう鏡の前で自分に問い、しばらくがNO!が続くようだったら
 「何かを変えないといけない時だ」
と自分に問うたという。

日々の充実とはなにか。

ごまかしたらいけない、ということではないか。
それでも僕は、ごまかし続けて毎日を生きているのではないだろうか。

もし会社が潰れたら、事業が失敗したら。
そんな不安が、僕を「現状維持」に邁進(まいしん)させて怠惰で甘美な「いつもの仕事」に従属させているのではないか。そう思うと気が狂いそうだ。

「新しい」何かをすることは、いつのまにか大きな壁を乗り越えなければできなくなった。
年齢を重ねたせいか、結婚したせいか、寒い季節のせいか、安定した生活があるせいか、
新しいことが、面倒になっていたのか。

自分自身の妄想で巻き付けた鎖を冷静に見つめたい。
大地に根ざせるか、人との関係を大切にできているか、自分の願いに忠実であるか。

変化を恐れる必要はない。
いつも行き先はひとつのはずだから。

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