バガボンド29を読んで
「お前の生きる道は、天によって完璧に決まっていて、それ故に完璧に自由だ」
いつだったか、2、3年前の、ちょうど雪降る頃だったとおもう。
「天に預ける」
そんなことを紙に書いて部屋に貼っていたことを思い出した。
あれは何処にいったのかな。
すっかり忘れていた。
今と同じように、
日々の閉塞感、繰り返す毎日に疲れ、行き詰まりを感じていた。
自分が未来を選ばなければいけない。
選べるのか、選ばれるのか、実力や努力、才能。
これからどうすればいいのか。
そんな妄念妄想にしばられて、自分を拡張して、
自分だけのわけのわからない霧の中で悶々としていた。
天に決められている。
たとえ自分や世間がどんな状態であっても、
僕は僕の願いに因って、そこへ身を軽く歩けばいい。
伝えたいものがあれば、たった一人でも、誰かと分かち合えればいい。
お金になるかとか、多くの人に伝わるかとか、
結構大事だけど、目的地ではない。
そう思うと、光に包まれたような、
「祈りたくなる」。
きっとまた、すぐに忘れてしまうから。
また明日も念仏したい。
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