そんなこんなでデザインの仕事が始まった。
だんだんと仕事が多くなる。
チラシに、HP、地域情報紙など。
Illustratorをこねくり回して、
なんとか紙面を構築しては、やりなおし、
再構築でダメ出しがあり、
「根本的に違うんじゃない?」
なんて愛の鞭でブロークンマイハート。
だってシロウトなのだ。
デザインの『D』すら今まで考えたこともない。
考えた。
『里山の魅力とはなんぞや?』
風に吹かれて、
あぜ道をうろうろしたり、
クレイジークリークのtheCherに座ってずっと枯れ草を眺めたり、
エメラルドグリーンの川沿いを歩いたり、
森の中を徘徊したりした。
あったかい日差しにあたりながら、
堰堤のコンクリに寝そべったり、
苔をむしったり、
「あ〜 しあわせ。」
いや考えろ俺。
里山は、
『バラッと』していて、
『ゴチャっと』していて、
『ザラッと』して、
『グッチャリ』している!
なんだかよくわからない。
でも確実にそうだ。そう感じるんだ。
そして『生命力に溢れ』ている。
その姿は遠くからは良く解らないけど、
気持ちが、視線が得体の知れないそれに近づくけば近づくほど、
木の幹から葉っぱの先まで、
草の繊毛一本に至るまで。
そのすべてが。
僕の中にじわっと広がっている。
すごくあたたかくて、うれしいカンジ。
それが『魅力』だと思うのだけれど、
どうでしょうか?
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