矛盾するようだけど、
田舎だからといって、シゴトがない訳ではない。
もちろん役場の職員や、工場の作業員、介護士、宿の調理などなど。
都会と同じような仕事はある。
『どんな仕事をしよっかな〜』
なんて、優柔不断に
ハローワークへ行きながら考える。
早く働き出さなければならない。
だってお金がないのだ。
なるべく楽しそうで、給料が良くって、安定してて、、、
でも思うのだ。
『せっかく無理して田舎に来たのに、都会でできる仕事をするのもおかしい。』
いやホントはおかしくない。
だって明日の生活費すらあやしいのだ。
そんな僕に声を大にして言ってやってくれ!
『オマエ働けよ!』
結局僕は不定期のアウトドアインストラクターのアルバイトをすることにした。
年収およそ84万円。
月収ではない。
ましてや日当ではない。
時給なんかであるハズがない。
当時の僕は言った。
『金じゃないから。』
超カッコイイではないか。
少し愚かな22歳。
こうして泥舟に錦の旗を掲げて、
僕の田舎暮らしがようやくスタートし始めた。
0 件のコメント:
コメントを投稿