「ねえ、通信の記事書かない?」
ある日の事務所で言われた。
『通信』とは、土日に自然体験のバイトをしている先が、
参加した子ども達に渡す冊子だ。
おそらく、あまり働かずにふらふらしていた僕を見るにみかねて、
「なんとかコイツに仕事をやらな。」
と、春の日差しのような温かいこゝろで声をかけてくれた。
『やります!』
よくわからないが即答する。
張り切っちゃって、さっそくIllustratorCSを買った。
Potoshopも買った。
「プロとして恥ずかしくないイラストレータのなんとか」や、
「なんちゃらデザインのネタ帳」とか、
「3日でマスターうんぬん」など、
参考書を三洋堂で読みあさり、
そいつらをiBookと脳ミソににぶち込んで、
僕はいっぱしのデザイナーきどりでせこせこ紙面を書き出したのだ。
恐いもの知らずってステキだ。
今から丁度2年前。
そんなことから、まつ毛ほどの予想もしていなかった
そして僕の人生に大きく関わる仕事をする日々が始まった。
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