火曜日, 2月 06, 2007

めくるめく春の気配


郡上発田舎情報誌『里山の袋』。
その春号の取材を敢行した。

異常気象の気配を漂わせる、今年。
春一番を匂わせる風が、明宝気良地区の谷を吹き抜ける。

今回のイベントは、素晴らしくさわやかな谷すじの棚田で、土起し。
冬のあいだ眠った土を、鍬を振るってかき混ぜて。
畝をつくり、種を蒔くときを待つ。
そんな作業。

土の中からは、まだ冬眠中のミミズやカタツムリが掘り出される。
「まだねむてーよ」
と、丸まったまま、はなはだ迷惑そう。

一仕事終わったら、畦でランチ。
各自持ち寄った、お惣菜が所狭しと並んでいく。
火を起し、スープをあっためる。
おにぎり、根菜煮物、麹とご飯でマスを漬けた寝寿司、白菜の漬け物、ロール白菜豆乳スープ、などなどなど。

食後のいれたて、苦めのコーヒーに口をつけながら、
最高の午後のひとときだった。

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